2008年1月29日
熊本県知事選立候補予定者への公開質問状
熊本県知事選立候補予定者の考えを聞く会
(以下構成団体()は代表者名)
くまもと・バックアップ女性の会(佐藤 玲子)
熊本婦人有権者同盟(牛嶋 武良子)
男女共生社会を実現するくまもとネットワーク (佐藤 玲子・松島 赫子)
熊本・女性の政治参画を進める会(梅田玲子)
ぷらすONE(岡部 香月)
DVを考え行動をおこす会(新生 宏美)
熊本YWCA (小野 小夜子)
熊本県知事選に立候補予定の皆様におかれましては、厳しい県政運営に挑まれるその姿勢に、敬意を表します。私たちは熊本県内において、女性の政治参画を進める活動をしている市民団体です。公示前のお忙しい時期に恐縮ですが、有権者の大事な一票を投ずる判断材料とさせていただきたく、是非、別紙のアンケートにご協力をお願い申し上げます。なお、この回答につきましては、Webでの掲載とメディアを通して公表させていただきますことをご了承ください。
記
○ 各項目ごとに250字以内でお答えください。字数がオーバーする時は割愛させていただくこともあります。
○ 締めきりは、2月10日でお願いします。
○ 締め切りまでにご回答ない場合は、無回答として公表させていただきます。
○ 返信はメールかFAX、もしくは下記まで封書でお願いします。
(ネット上での公開にあたり省略)
質問内容
1、平和が守られ安心して暮らしていけることは、私たちの願いです。しかし、国民投票法案が可決され、憲法改正が視野に入ってきた現在、戦争へ突き進む国になるのではないかと不安です。憲法9条についてどうお考えでしょうか?
2、有権者の半分は女性であり、政策決定の場における女性の存在と役割は大変重要と考えます。熊本県には男女共同参画推進条例がありますが、その実現は遅々として進んでおりません。女性県知事が退場されたら、男女共同参画推進事業も後退したというのでは困ります。
① 各種審議会の女性委員の登用は、32.4%で全国22位(H19年調べ)ですが、熊本県職員の女性管理職登用は、全国平均5.1%に比べ2.7%で全国43位(H19年調べ)という憂慮すべき状況です。この状況を具体的にどのように改善されるおつもりでしょうか?
② 幼稚園・保育園・小学校・中学校・高校における男女平等教育は、大人になった時、社会の中の対等なパートナーとして異性を見る上で大変重要と考えますが、具体的な政策をお考えでしょうか?
3、熊本県内のドメスティック・バイオレンス(夫婦や恋人など親密な男女関係で起こる暴力、以下DVと記す)の相談数は、2006年度で熊本県全体で1,942件、また一時保護件数は69件と共に過去最多となり、DV被害の深刻な状況がうかがえます。DV被害者支援をどのように進めるお考えでしょうか?
4、4月から後期高齢者医療制度が始まりますが、高齢者にとって高負担・低サービスが危惧されます。県内では後期高齢者の7割が女性であることもあり、負担、サービスのあり方など県民の重要な関心事です。特にわずかな年金で一人暮らしをする高齢女性が、医療や福祉を十分受けられず、孤独死するケースも見られる現状です。女性や高齢者に優しい熊本県として、独自の政策を展開するお考えはおありでしょうか?
5、知事になって最も力を入れたい事柄は何でしょうか? あなたの抱負をお聞かせください。
熊本県知事選立候補予定者の考えを聞く会
(※現行法の段階では、DVに恋人は含まれておりません。2008.2.20補足)